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十三参りをご存知ですか

2019.04.07

マイタウン西武のブログをご覧の皆様、こんにちは。
用地仕入部の萩生田です。
 
桜も満開の季節ですねcherryblossom
最初に、前回ご紹介させていただきました建築部と
メモリエ建築事務所新事務所の移転先の解体工事も終わり、
建築工事も着々と進んでおります。
 
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解体終了後
 
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基礎工事着手
 
今週末には上棟の予定です。
このペースの工事進捗であれば予定通り、
7月下旬から8月上旬の竣工は間に合いそうです。
今後も、このブログでご紹介させていただきます。
 
さて、表題のテーマですが、
皆さんは十三参りという行事をご存知ですか(・・?
「子供の成長や幸福を祈って行う行事」と言えばなんでしょう?
 
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さて・・・
今、皆さんの頭の中に、一番最初に思い浮かんだ行事は何ですか?
これは勝手な想像なのですが、多分「七五三」ではないでしょうか。
 
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七五三は、男女によって違いはあれど、
3歳・5歳・7で行う行事になります。
そんなことは、言われなくとも解ってます!というくらいに、
地域差も無く受け継がれている行事だと思います。
でも、残念ながら、今回取り上げる行事は「七五三」ではありません。
どんな行事かというと、「七五三」の時期より、
もう少し成長してから行うものになります。
それは「十三参り」と言われます。
 
十三参りとは?

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十三参りは、数え年で13歳になった男女が
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)にお参りをすることで、
福徳と知恵を授かる行事です。
 
「知恵参り」や「知恵もらい」とも呼ばれます。
 
十三参りの由来
 
弘法大師空海が19歳の時、
「虚空蔵求聞持法こくうぞうぐもんじほう」を修すると、
飛躍的に記憶力が増しました。
※虚空蔵求聞持法:虚空蔵菩薩の真言を100万回唱える修法
 
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十三参りで、虚空蔵菩薩を参拝するようになったのは、
このことにちなんでいます。
 
また、京都嵐山「法輪寺」によると、
「平安時代、幼くして天皇の地位についた
「清和天皇」が数え年13歳になった時、
成人の証として「勅願法要」を法輪寺において催した」
このことがきっかけとなり、十三参りを行うようになったということです。
 
ところで、数え年の13歳大人と言われても、
現代を生きる私達には疑問が残るところではないでしょうか。
だって、ねぇ~・・・今でいうと中学生の年頃ですから、
ピンとこないというよりは考えられない話ではありませんか?
 
数え年13歳で大人とされていた!そこには、こんな理由がありました。
 
数え年の13歳は節目の歳だった!
数え年の13歳は、生まれ年の干支が初めて回ってくる年になります。
古来日本において、この時期は、
子供が心身ともに大人に変化する重要な節目の歳
とされていました。
 
ここで、古い時代を紐解きます。
奈良時代以降の武家社会において男子の成人を示す儀式として、
元服式が行われていました。
元服式は、数え年15歳で行うのが一般的でした。
時が流れ江戸時代になると、儀式の簡略化が進みます。
すると、半元服を行ってから、
本元服を行うということも行われるようになりました。
 
この半元服を行うのが、数え年の13歳でした。
 
女子はどうだったのか?というと、
数え年の13歳には「髪上げの儀式」が行われていました。
それまで長く伸ばし垂れ下げていた髪を結い上げるという儀式で、
平安時代から行われていたものです。
幼少期の髪型を、大人の髪型へ変える儀式になります。
 
このように、数え年の13歳は、
大人の仲間入りをする年齢とされていました。
それに加えて、数え年の13歳は、男女とも、
人生最初の厄年に当たります。
 
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あ!と、気付いた方もいらっしゃるかと思いますが・・・
十三参りは、厄払いを兼ねた行事でもありました。
 
ところで、十三参りを行うのは数え年13歳とはいえ、
その時期は決まっているのでしょうか?
 
続いて、十三参りの時期についてお届け致します。
 
十三参りの時期
 
本来、十三参りは、虚空蔵菩薩の縁日である
旧暦313に行う行事でした。
新暦でいうと、413日頃にあたります。
現在は1日限りでは無く、
ある程度の期間を設けて行う寺院がほとんどなのですが、
その寺院によって違いがあります。
 
ご参考までに、十三参りが行われている
主な寺院と日程をご紹介いたします。
 
十三参りが行われる主な寺院と日程
 
京都「法輪寺」
  春の十三まいり 3月13日~5月13日
  秋の十三まいり 10月1日~11月30日
※御祈祷は、上記参詣期間以外でも随時行っています。
   住所:京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町
   TEL:075-862-0013
 
大阪「太平寺」
  十三まいり新暦祭 平成31年3月10・13日
  十三まいり旧暦祭 平成31年4月13・14日
※御祈祷は、3・4月の新暦祭・旧暦祭以外の日であれば
年中受け付けていますが、事前の問合せ及び事前予約が必要です。
   住所:大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町1-1
  TEL:06-6779-9133
 
東京「浅草寺」
  十三参り加持 4月13日を中心とした毎日
※御祈祷は、随時受け付けております。
   住所:東京都台東区浅草2-3-1
  TEL:03-3842-0181
 
茨城「村松山虚空蔵堂」
  学年祭、十三詣り 3月25日~4月7日
   住所:茨城県那珂郡東海村村松8
  TEL:029-282-2022
 
福島「福満虚空蔵菩薩圓臧寺」
  十三講詣り 通年
※小学校六年生以外の十三講詣り、御祈祷は
 受け付けておりませんのでご注意ください。
   住所:福島県鹿沼軍柳津町大字柳津下平乙234
  TEL:0241-42-2114
 
十三参りの行事や御祈祷は、
虚空蔵菩薩を祀っている寺院や神社で執り行われています。
もし、近くにそういった寺院や神社が無い(T T)という場合は、
普段お参りしている神社や、お宮参りをした神社に参拝しましょう。
 
十三参りの服装は?
 
十三参りは、主に京都を中心とする関西地方において盛んな行事であり、中には七五三よりも重要とされている地域もあるほどです。
それが、近年では関東地方など、
他の地域でも行われるようになってきました。
 
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そこで、十三参りは何を着せたらいいの?と、
服装への疑問をお持ちの方もいらっしゃるのでは?
と思ったのでまとめておきます。
 
十三参りの正装は?というと、やはり着物です。
女の子は、本断ちの晴れ着を肩上げして着せます。
※本断ち:大人の寸法
    肩上げ:肩山のところで縫い上げて裄丈を調整すること
お参りから帰宅したら、
肩上げしている糸をすぐにほどくのが正式な儀礼です。
男の子は、羽織袴が正式な儀礼となります。
とはいうものの、必ず正装でなければいけないということはありません。
 
十三参りの年は、ちょうど中学進学の年にあたりますから、
新しい制服を着用しても大丈夫です。
 
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また、最近は、洋装での参拝も増えています。
その場合は、女の子ならワンピース、
男の子ならスーツといったフォーマルな服装がいいでしょう。 
 
ふーん・・・
普段着じゃぁいけないんだ・・・
という声が聞こえてきそうですが、普段着でも差支えはありません。
ただ、十三参りは、成長の節目の歳に、
これから生きていくための知恵と福徳を授かるものです。
正装では無いにしても、
それ相応の服装で参拝するのが礼儀だと感じます。
 
時の流れと共に廃れていく風習が多い時代ですが、
十三参りはその逆で、全国に広がりをみせています。
きっと、子供の成長を祝い、今後を気遣う親心は、
今も昔も変わらないものだからこそなのでしょう。

 
最近は暖かくなってきましたが、
油断して体調を壊されている方もいらっしゃるかと思いますが、
くれぐれも体調には気をつけてください。
 
弊社は、ご購入と同様に、ご売却でもお客様にご満足いただけます様、
スタッフ一同日々頑張っております。
お近くへ起こしの際は、是非弊社にお立ち寄り頂けましたら幸いです。




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