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新築工事『基礎』について

2018.06.03

マイタウン西武のブログを見ていただきありがとうございます。

建築部 部長の荒田勇二です。

前回お約束いたしました新築工事の

『これから知っておいて損をしない?』シリーズ

今回は『基礎編』をご紹介いたします。

まず、基礎で使用されている主な材料は

『コンクリート』『鉄筋』の2種類ですが、

コンクリートは諸外国では、ローマ帝国時代から使用されており、

日本では大正13年頃から使われ始め、

建物で最初に使用したのは『同潤会』

設計の通称『同潤会アパート』が最初でした。

残念なのが、老朽化に伴い取り壊しが始まり(東京に何棟もありました)

最後の1棟も取り壊されました。(この時はテレビでも話題となりました)

30.6.3blog1.jpg

歴史の話はこれ位で…ではなぜ、この2種類の材料なのか?

理由があり、

コンクリートは圧縮力(押す力)には非常に強いですが

逆に張力(引っ張る力)には弱く、


鉄筋は張力には非常に強く、圧縮力には弱い

というそれぞれの材料の特長があり、

お互いの弱点を補う事で強度を出しているのです。

性質的にも、コンクリートは『アルカリ性』で鉄筋は『酸性』

お互いが出会う事で(笑)、『中和』をしているという

相性バッチリの材料なのです。

基礎工事の方ですが、個人的に最も大事に思ってることがあります。

基礎というと、『強度』ばかり関心がいきますが

鉄筋とアンカーボルトの位置(配置)が個人的にも気になっております。

写真の様に、アンカーボルトが直線でちゃんと配置されているのを見ると

『美しさ』さえ感じてしまいます…芸術です(笑)

(アンカーボルトは基礎と土台を固定する金物です)

このアンカーボルトが傾いていたり、どちらかに寄っていると、

その部分のコンクリートは厚みが薄くなり

万一、その部分にクラック(ひび割れ)が発生すると、

鉄筋は『酸性』なので雨水が浸入すると鉄筋は錆ていきます。

さらに怖いのが錆びた鉄筋は『膨張』(ふくらむ)して

その廻りのコンクリートを破壊してしまう事があり、

結果的に基礎の強度低下につながります。

30.6.3blog2.jpg

ただ、コンクリートのクラックも表面だけの(通称=ヘアクラック)ものであれば、

緊急性はありませんが様子を見ていただいて、

クラックが広がる様であれば補修をお勧めいたします。

当社では、鉄筋とアンカーボルトの配置もコンクリートを流す前に、

現場監督がきちんとチェックをし、

お客様にも安心していただける様、がんばっていますのでご安心を。

(自社の事を言うのもですが、個人的にも当社の基礎は綺麗です)

30.6.3blog3.jpg

次回は、基礎の上の木部の話をさせていただければと思います。

だんだん暑い日が多くなりますが、

体調を崩されない様にお気を付けて下さい。

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