2014.06.26
こんにちは、いつもマイタウン西武のブログをご覧いただきまして、 有難うございます。 マイタウン西武の下中です。 皆様が、実際に新築一戸建てをご見学されている時、 スタッフから『こちらの外壁はサイディング仕様です』と説明を聞き、 で、サイディングって と思った事ありませんか？？ 『モルタルの様にクラック（ひび）が入らない』 『汚れが付きにくい』 くらいの説明しか、 聞いた事がないと思います。 そこで今回の私のブログはこのサイディングについてご説明いたします。 ------------------------------------------------------------- そもそも、サイディングの意味って？？ 英和辞典で≪SIDING≫を調べると、羽目板（はめいた） ・下見板（したみいた）とあります。 ------------------------------------------------------------- 【種 類】 ① 窯業（ようぎょう）サイディング セメントや木材など非金属系の原料を窯（かま）で高熱処理をして製造されたサイディングの総称です。 サイディングの中でも一番出荷量が多い材料です。 近年では、雨などで汚れを落とす 防汚効果のある材料や超対候性塗料を使用している材料 なども開発されています。 ② 金属サイディング 表面にスチールやアルミ材を使った材料で、芯材には断熱材、 裏面にはアルミ加工紙が主に使用されています。 最近は外観の流行で、金属ならではのシャープなストライプ柄の材料がよく利用されています。 ③ 木製サイディング 木材を加工して製造された材料です。主に海外で生産されています。 特徴は、やはり木ならではの質感があるということです。 燃えやすいと思われがちですが不燃材料の取得を認定を取得した材料も販売されています。 ④ 樹脂サイディング プラスチック系の原料から製造された材料です。 特徴は金属サイディング同様軽いということです。 ちなみに、モルタル壁とは、 ラス（網状の金物）などの上からモルタル（水、砂［細骨材］、セメントを調合したもの）を左官で塗って、その上から塗装して仕上げたもの（が一般的）です。 ---------------------------------------------------- 最も普及している窯業サイディングの製造工程をご説明します。 Ⅰ 調 合 サイディングの素を作ります。これは一般的にスラリーと呼ばれています。 窯業系サイディングの主原料はセメントです。 このセメントに繊維質原料を加えます。 その繊維の補強効果により、厚み14㎜～20㎜程度の薄いボードでも 曲げや引っ張りに抵抗する力が増すので、必要な強度がられます。 また、砂や砂利以外の「混和材」を加えることで、 一般のモルタルやコンクリートの 比重の二分の一以下と軽量化を図るなどの工夫をしています。 Ⅱ 成 形 スラリーを、板状にして表面に柄をつけたりする工程です。 サイディングの主な形成方法には ≪抄造（しょうぞう）法≫・・・和紙や海苔製法のイメージ ≪鋳込（いこみ）法≫・・・型にご飯を入れておにぎりを作るイメージ ≪押出（おしだし）法≫・・・ところてん突きのイメージ Ⅲ 養 生 原材料の混合物のスラリーがサイディングの基板へと変化します。 変化には科学反応が伴います。 セメント成分が水と化学反応を起こして固まる反応を水和反応といいます。その後、乾燥させ余分な水分を飛ばします。 Ⅳ 切 断 基板を所定の寸法（長さ、幅）に切断し、製品によっては表面を削って模様を付けます。 さらに、サイディングの端部をサイディング同士が上手く勘合する形状に加工したりします。 ＊勘合部の主な形状として、『あいじゃくり』『ほんざね』と呼ばれるものがあります。 Ⅴ 塗 装 窯業系サイディングの９割弱の製品は工場で塗装を行っており、 工場では複雑なデザイン塗装を行う事が出来ます。 さらに塗料の塗布量や乾燥温度などの工程管理ができ、 天候にも左右されないで安定した品質の塗膜性能を確保することが出来ます。 Ⅵ 検 査 品質管理は『日本工業規格 JIS A5422』に定められています。 【施工手順】 弊社が毎週開催しております≪新築販売会≫では 外壁がサイディング仕様の建物を数多 く取り扱っております。 実際にご覧になりながらご説明させていただきます。 なお、販売会場については、ホームページ内の『新聞折込み情報』でご確認ください。 ≪URL http://www.webreform.jp/mytown/viewer_seibu.html≫ 皆様のご来場、心よりお待ちしております。
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